良品計画、自社向けにJERAと太陽光発電所の開発を検討、初年度に12MWを目指す

2025年1月14日
3社はまず約12MWの太陽光発電所を共同開発する
計画である(画像:良品計画)

JERAと同社の完全子会社であるJERA Cross、無印良品を展開する良品計画(以下、「3社」)は1月10日、太陽光発電所の共同開発に向けた協業を検討すると発表した。良品計画のCO2排出量削減を目的とした協業である。

良品計画によると、同社は単独店舗25ヵ所の屋根に太陽光発電設備を導入しているが、同社のCO2排出量削減目標である4万トンを達成するには別途、環境価値を生み出す取組が必要であるとの判断に至った。その全量を太陽光発電で賄うとすると、2030年までに約60MWの太陽光発電所の開発が必要と試算されている。

3社は、協業の第一段階として事業開始後1年以内に約12MWの太陽光発電所の開発を視野に入れており、費用は約36億円になると見込んでいる。発電した電力は卸電力市場に売電し、良品計画はバーチャルPPAを通じて環境価値を取得する。3社は事業を行うにあたり、SPC(特別目的会社)の設立も検討している。

JERA Crossはヤマトホールディングスと協業し、分散型エネルギーの需給管理を支援することが先日発表されたばかりであり、様々な形で企業の脱炭素化を支援している。

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