
企業の一つである(画像出典:ジャパンディスプレイ)
日本卸電力取引所(JEPX)の公表資料をもとにエネハブで確認したところ、2024年10月は取引会員として新たに加入した企業は1社、非化石価値取引会員には2社加わり、1社が脱退した。これにより、日本卸電力取引所 (JEPX)の取引会員数は10月末現在で320社、非化石価値取引会員数は494社であった。
10月18日、ENEXIA合同会社がJEPXの取引会員に加入した。
また、非化石価値取引会員に加入した会員は以下の通り(括弧内の日付は加入日)。
- Second Foundation Japan合同会社(2024年10月1日)
- 株式会社ジャパンディスプレイ(2024年10月31日)
また、株式会社NTTデータグループは、2024年10月4日に非化石価値取引会員を脱退した。
今年8月に、非化石価値取引に関わる改定が行われた(2024年8月の記事、月刊レポート「電力制度&市場トラッカー」をご参照)ことの影響でここ数ヶ月間、非化石価値取引会員の加入や脱退がこれまで以上に多く見られたが、その数も落ち着いてきた。非化石価値取引会員には、発電事業者や小売電気事業者のほかに、同取引所で四半期毎に開催される再エネ価値取引市場、又はコーポレートPPAを通じて非化石証書を調達する需要家なども会員になる必要がある。