JAPEXなど5社、山口県で75MW長府バイオマス発電所を運転開始

2025年1月8日
CBPは、2020年にMOT総合研究所による100%出資で
始まった(画像:JAPEX)

長府バイオパワー合同会社(以下、「CBP」)は1月6日、山口県下関市に「長府バイオマス発電所」(出力:74.95MW)を2024年12月30日から運転を開始したことを発表した。CBPは、石油資源開発(以下、「JAPEX」)、東京エネシスMOT総合研究所長府製作所川崎近海汽船の5社が出資している。

運転開始時点でのそれぞれの出資比率は、JAPEXが39.9%、東京エネシスが20.0%、MOT総合研究所が15.1%、長府製作所が15.0%、川崎近海汽船が10%である。

発表によると、同発電所では海外から輸入した木質ペレットを燃料に年間約520GWhを発電する見込みである。また、発電した電力は20年間FIT(固定価格買取制度)を活用して、FIT価格21円/kWhで中国電力ネットワークに売電する。同発電所のアセット管理は、JAPEXの100%子会社のジャペックスグリーンエナジーが担当する。

長府バイオマス発電所は2022年7月に着工し、三菱重工業が施工を担当した。

JAPEXはこの他にも、北海道網走市にある「網走バイオマス発電所」2・3号機(各出力:9.9MW)に33.8%出資しており、燃料は北海道産の木質チップ100%を使用している。

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