
(画像:Jパワー)
電源開発(以下、「Jパワー」)は11月4日、高知県北川村にある「長山発電所(水力)」1号機で実施していたリパワリング工事(水車・発電機等の一括更新)を完了し、10月31日に営業運転を再開したと発表した。
同工事により、1号機の出力は従来の18.5MWから19.25MW(+0.75MW)へと増強された。これは2024年10月に完了した2号機のリパワリングと同規模の出力増強となり、発電所全体の総出力は従来の37MWから38.5MWへと1.5MW増強された。
2025年1月に着手した1号機のリパワリング工事は、老朽化が進む設備の性能向上と長期安定稼働を目的としたもので、同社のリパワリング案件としては8例目となる。
長山発電所は1960年の運転開始以来、約65年間稼働してきた。設備の高経年化が進んでいたことから、Jパワーは最新の解析・設計技術を用い、水車ランナの羽根形状を改良するなど、主要設備を刷新した。
Jパワーグループはロードマップ「J-POWER BLUE MISSION 2050」において、2050年までに国内発電事業のCO2排出量ゼロを掲げている。しかし、同社が保有する揚水発電所7基(合計出力:約5GW)を含む全国に61ヵ所の水力発電所(合計出力:8.5GW超)の半数以上は1950〜1960年代に建設されており、再エネ電源として長期活用するにはリパワリングが重要な取り組みとなっている。