Jパワーグループ、初のメガソーラーを運転開始、バーチャルPPAで東京メトロへ供給

2024年11月15日
姫路市大塩太陽光発電所は2024年3月に着工し、
11月8日に運転を開始した(画像出典:Jパワー)

11月8日、電源開発(以下:Jパワー)の100%出資子会社であるジェイソーラーは、2MWの姫路市大塩太陽光発電所の営業運転を開始した。年間発電量は約3.9GWhを見込んでいる。

同社は東京メトロとバーチャルPPAを締結しており、発電する電力の全量を卸電力市場に売電し、それに付随する非化石証書は東京メトロに20年間供給される。これにより、東京メトロは電力の需要場所である東京エリアで使用するための非化石証書を、発電所のある関西エリアから物理的に電力を購入することなく調達できる。

同発電所は2021年度の太陽光第10回FIT入札において10.34円/kWhで落札し、落札容量は2.69MW(DC)であったが、FITからFIP(フィード・イン・プレミアム)に移行したことでバーチャルPPAの締結が可能となった。 Jパワーにとって初となるメガソーラーである同発電所の建設は2024年3月に着工し、現在は29.999MWの「北九州市響灘太陽光発電所」(福岡県北九州市)の建設も開始しており、2025年3月の運転開始を予定している。

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