INPEX子会社とミツウロコGE、新会社を設立し国内の電力小売事業に参入へ

2026年2月3日
天然ガスの基盤顧客を中心に電力供給を提案する
(画像:INPEX)

ミツウロコグループホールディングスは1月30日、同社の完全子会社であるミツウロコグリーンエネルギー(以下、「ミツウロコGE」)が、INPEXの完全子会社であるINPEX JAPANと、電力分野における協業に関する基本合意書を締結することに合意したと発表した。

両社は本合意に基づき新会社を設立した後、小売電気事業者として登録し、電力の調達、需給管理、市場取引を行う計画だ。出資比率はINPEX JAPANが51%、ミツウロコGEが49%としている。日本経済新聞が2026年1月30日に報じた内容によると、新会社の設立は2月末、社名は「INPEXミツウロコ電力」となる見通しで、社長はINPEX JAPANの宮永代表取締役が就く予定だ。

当面は、INPEX JAPANが天然ガスを供給する国内の顧客を中心に電力供給の提案を進めるほか、電力販売を行う都市ガス会社に対しても供給を予定している。将来的には、太陽光発電所・蓄電池等を中心とした発電事業についても、顧客や市場ニーズに合わせた電源開発に共同で取り組んでいく予定だ。

ミツウロコGEは、風力発電所、メガソーラー、バイオマス発電所など国内7ヵ所に再エネ発電所を保有しグリーンエネルギーの供給を主力事業としているほか、2025年5月には系統用蓄電所の運用サービスを開始している。

INPEX JAPANは、2024年10月に親会社のINPEXから国内における石油・天然ガス事業を承継した。INPEX Vision 2035で掲げる「責任あるエネルギー・トランジション」の実現に向け、総合エネルギー開発企業として電力関連分野での事業展開を目指すとしている。

経済産業省の統計によると、小売電気事業者の登録数は2026年1月22日時点で801社に達した。足元では横ばいだが、2025年にはBain Capitalがレジルを買収、2026年1月にはMorgan Stanleyが小売電気事業者登録を受けている企業を承継したことが明らかになるなど、近年電力小売事業への参入が相次いでいる。

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