INPEX、栃木県で1.9MW/5.4MWh系統用蓄電所開発で事業参入、2026年12月運転開始予定

2025年11月5日
初の蓄電所建売スキームの受注案件となる
(画像:パワーエックス)

INPEXは、栃木県栃木市で系統用蓄電所事業に初参入する。パワーエックスが10月28日に発表したところによると、同社が「蓄電所建売スキーム」に基づき、「(仮称)INPEX栃木都賀蓄電所」(1.9MW/5.4MWh)を受注したという。

運転開始は2026年12月の予定で、卸電力市場、需給調整市場、容量市場での取引に活用される見通し。パワーエックスは、自社製のコンテナ型蓄電システム「Mega Power 2700A」2基および関連システムを供給するほか、用地取得、系統連系・許認可対応、EPC(設計・調達・建設)、および運転開始後の保守までを一括して担う。

石油開発を手掛け、政府が20%以上を出資するINPEXは近年、国内外で再エネ事業への取り組みを拡大している。国内では、戸田建設が主導する出力16.8MWの浮体式洋上風力発電事業(2026年1月運転開始予定)や秋田県の15MW地熱発電所への出資、新潟県での2MW級太陽光発電所2ヵ所の建設や北海道での地熱調査などを行っている。

また、新潟県柏崎市の地域新電力である柏崎あい・あーるエナジーに10%を出資しており、再エネ電力の地産地消を目的とした系統用蓄電所の建設にも関わっている

一方、2021年設立のパワーエックスは、大規模蓄電システムの製造を主力事業としている。近年は、ハードウェア供給に加え、蓄電所の開発支援やトーリング契約(調整力賃貸)など関連サービス分野への事業展開も強化している。

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