HDRE傘下と中部電力ミライズ、ピーク時間帯における系統用蓄電所を活用した電力受給契約を締結

2026年1月31日
両社は合計300MW程度までの拡大を検討
(画像:HDRE)

台湾・HD Renewable Energy(以下、HDRE)の傘下で電力サービスを手掛ける星星電力と、中部電力ミライズは1月28日、中部エリアに設置された5ヵ所の系統用蓄電所(合計10MW/41MWh)を活用した、ピーク時間帯における電力受給契約を締結したと発表した。

中部電力ミライズによると、系統用蓄電所は、愛知県、静岡県、三重県に各1ヵ所、岐阜県に2ヵ所設置され、2026年4月以降に運転開始を予定している。星星電力は、本契約に基づき、16時〜20時の時間帯に系統用蓄電所を活用し、中部電力ミライズへ電力を提供する。総取引電力量は、年間約9,090MWhを見込んでいる。

星星電力は、本契約が、日本国内で電力のヘッジ取引向けに系統用蓄電所を活用する初の事例であると述べている。この契約により、中部電力ミライズは、夕方のピーク時間帯における電力をあらかじめ決められた固定価格で安定調達することが可能となり、市場価格変動リスクの影響を最小限に抑え、収益の安定化を図ることが可能となる。

両社は、本契約に加え、系統用蓄電所を活用した取引電力の規模を、合計300MW程度まで拡大することを検討している。

星星電力は以前、オーストラリアで同様の取り組みを行っている。本スキームは、トーリング契約最低収益保証契約に加え、国内の系統用蓄電所市場に新たな収益モデルをもたらすものとみられる。

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