
(画像:北海道電力)
北海道電力は4月1日、アークと共同出資する合弁会社を通じて、2026年度末までに北海道内で太陽光発電所14ヵ所(合計出力:約12MW)を順次建設すると発表した。なお、これに関連したオフサイトPPAも同日に発表した。
開発計画によると、発電所は北海道千歳市、北広島市、恵庭市、江別市に建設し、北海道電力はオフサイトPPAを通じて電力を供給する予定だ。これに先立ち、恵庭市の太陽光発電所(出力:280kW)を活用し、北海道電力は大同生命保険とのPPA契約を締結した。
北海道電力とアークは2023年7月に「合同会社HARE晴れ」を設立。同社は2024年度末までに、千歳市および北広島市で10ヵ所(合計出力:16MW)の太陽光発電所の開発計画を公表しており、エネハブのPPAデータベースによると、これらに関連するオフサイトPPA契約が4件確認されている。そのうち、イオン北海道との12MWのPPAも含まれている。
今回発表した開発計画は「第2期」と位置付けられており、北海道電力とアークの共同事業が拡大している。これは、法人の大口需要家が従来の電気料金プランから、一部の電力調達をPPAを通じて行う流れが進んでいることを示している。