
富山県南砺市とGigaStream富山は12月19日、国内最大規模となるデータセンター(DC)集積地「南砺キャンパス」(合計設備容量:3.1GW)開発計画に関する協定書の締結を発表した。同日、第1フェーズとなる市有地約13ha(設備容量400MWに相当)の用地売却について、市議会の承認を受けた。
開発は段階的に行われる。第1フェーズは2026年春以降に着工し、2028年の運用開始を目指す。GigaStream富山の子会社が用地を取得し、GigaStream富山が開発許可取得や電力・通信接続など各種準備を行い、着工可能な状態でDC事業者へ売却または賃貸契約で提供する予定だ。
国内におけるDCの約85%は東京圏と大阪圏に所在しており、第三のDC集積地の開発の必要性が課題とされている。同社の代表取締役ダニエル・コックス氏は「全国50以上の候補地の中から、南砺市が電力供給環境、自然災害のリスク、首都圏からのアクセスなど、すべての条件を満たしていた。市内企業とも連携し、国内最大級のデータセンター集積地にしたい」と述べており、DC用地の完成後も全体の運営・管理を担い、運営事業者を適切に管理していくとしている。
北陸エリアは経済活動が活発な大都市圏から離れているものの、関東エリアよりも卸電力価格が低い傾向にあり、2024年には両エリア間の値差は平均1.9円/kWhであった。