
不動産クラウドファンディングプラットフォームを運営するFUNDIは、静岡県菊川市で開発を進める系統用蓄電所に対し、約13.5億円の資金調達を完了した。
同蓄電所は、長野県で瓦事業を中心に手掛ける野村屋グループのノビレッジに売却する予定で、2026年6月の運転開始に合わせて所有権を移転する計画だ。なお、売却先との間では、賃料が発生しない使用貸借による借地契約を結んでいる。
蓄電所の設備容量は現時点では公表されていないが、一般的な高圧蓄電所(2MW/8MWh)と同程度の規模とみられる。
FUNDIによると、すでに一般送配電事業者から系統接続に関する検討結果の通知を取得しており、EPC(設計・調達・建設)はKDDIエンジニアリングが担当する。
また、同契約ではフォーシーズHDによる第三者買取保証を導入しており、万が一ノビレッジによる取得が実現しなかった場合にも、フォーシーズが蓄電所を買い取る体制を整備しているという。
今回の取り組みは、FUNDIにとって2件目となる蓄電所開発案件である。同社はこれに先立ち、長野県上田市での蓄電所ファンドを組成し、総額18億円を調達している。売却先は、グリーンエナジー&カンパニーで、2026年3月の運転開始を予定している。FUNDIでは、こうした蓄電所向けファンドのほか、データセンター向けのファンド組成にも取り組んでおり、幅広い分野における開発を進めている。