ERE、東北で最大45MW陸上風力の環境影響評価方法書を公表、10年ぶりの進展

2025年4月15日
EREは主に太陽光や風力など再エネ発電所を
100ヵ所以上保有している(画像:ERE)

ENEOSリニューアブル・エナジー(以下、「ERE」)は4月3日、東北エリアで開発を進めている「(仮称)ノソウケ峠風力発電事業」(出力:最大45MW)の環境影響評価方法書を公表した。同社が前段階である計画段階環境配慮書を公表してから10年ぶりの動きとなる。

同発電所は、岩手県と青森県の県境にまたがる約641haの事業実施区域に、4〜5MWの風力タービンを最大9基設置する計画だ。EREは2015年8月に公表した当初の計画で、風力タービン10基、最大出力30MWとしていたが、今回の公表により、設備規模が拡大された。着工は2028年5月、運転開始は2031年1月を予定している。

ノソウケ峠風力発電事業の周辺では現在、稼働中の風力発電所はないが、複数の計画が進行中である。その一例として、日本風力開発は2022年8月に「(仮称)洋野風力発電事業」(出力:最大128MW)の環境影響評価方法書を公表。また、三菱HCキャピタル日立パワーソリューションズによる合弁会社HSEも、2024年2月に「(仮称)小軽米風力発電事業」(出力:最大90MW)の環境影響評価方法書を公表している。さらに、旧SBエナジーが2017年11月に「岩手洋野における風力開発事業(仮称)」(出力:最大30.6MW)の計画段階環境配慮書を公表した。SBエナジーは2023年にテラスエナジーに株式を売却し、テラスエナジーは2025年4月にユーラスエナジーホールディングスに経営統合している。

EREは、国内に100ヵ所以上(総出力:1.2GW超)の太陽光や陸上風力発電所をを保有しており、再エネ事業の拡大を進めている。2024年12月には「(仮)宗谷丘陵南風力発電事業」(出力:最大270MW)の環境影響評価方法書も公表しており、大規模風力発電事業も積極的に開発している。

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