EREとH.Eエナジー、東北で合計5MWの低圧太陽光50ヵ所を2025年末までに開発へ

2024年12月17日
H.Eエナジーは2015年に設立した太陽光発電所の開発を行う企業である(画像:H.Eエナジー)

ENEOSリニューアブル・エナジー(以下、「ERE」)は12月5日、H.Eエナジー(旧:ヒロエナジー)と東北エリアで50ヵ所、合計5MWのバルクスキームでの低圧太陽光発電所を共同で開発していくことを発表した。バルクスキームとは、複数の発電所を同時並行的に開発、建設することで大規模な発電容量を確保するスキームである。

H.Eエナジーは全50ヵ所の発電所を2025年までに順次着工し、同年中の運転開始を予定している。発電所はEREに売却し、O&M(運用・保守)はH.Eエナジーが担当する。

また両社によると、H.Eエナジーは積雪が多い東北エリアなどの地域でバルクスキームを含む低圧太陽光発電所600件以上の建設実績があり、発電所開発や蓄電池活用、コーポレートPPAを強みとするEREと提携することで、国内で太陽光発電の設置に適した土地が減少している中でも更なる再エネの拡大を目指していく、と述べている。

EREは国内で100ヵ所以上の太陽光や風力、バイオマス発電所の建設や運営の実績があるほか、エネハブのPPAデータベースによると、同社はAmazon東京メトロなどを含む複数の企業とPPAを締結している。

またEREは今回と同様のバルクスキームで、より大規模な発電所開発を今年6月にも発表しており、WAKOおよびALLアセットパートナーズと提携して中国・四国エリアで88ヵ所、合計49MWの高圧太陽光発電所の開発を進めている。

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