EREとウエストHD、東北エリアで合計5MWの低圧太陽光を共同開発へ

2025年7月27日
近年、分散型の小規模太陽光発電所への関心が
高まっている

ENEOSリニューアブル・エナジー(以下、「ERE」)は7月16日、ウエストホールディングス(以下、「ウエストHD」)の完全子会社であるウエストエネルギーソリューション(以下、「ウエストES」)と、低圧太陽光発電所の開発に関する契約を締結したと発表した。

ウエストESは東北エリアにおいて、合計5MW規模となる50ヵ所の発電所を開発・建設し、完成後に順次EREに売却する予定だ。各発電所の出力は、50kW/AC、100kW/DC程度になるとみられる。なお、開発スケジュールについては明らかにされていない。

今回の提携は、2024年12月にEREとH.Eエナジーが締結した、東北エリアにおける低圧太陽光発電所50ヵ所の共同開発に関する契約に続くものである。同社はこのほかのエリアにおいても類似する契約を複数締結しており、中国・四国エリアではWAKOおよびALLアセットパートナーズと、中部エリアではグリーンエナジー・プラスと、それぞれ低圧太陽光発電所の開発で提携している。

国内における他の大手再エネ開発事業者と同様に、EREも分散型の小規模太陽光発電所開発への移行を加速している。このスキームは、大規模な太陽光発電事業に見られるスケールメリットには欠けるものの、国内で太陽光発電の適地が減少するなか、企業がPPA向けの発電容量を効率的に確保するための、有効な手法の一つとなっている。

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