
流動性が高まる(画像出典:enechain)
10月9日、enechainは従来のオンライン電力卸取引プラットフォームにリアルタイムで取引できる機能を追加した「eSquare Live」を開設した。
同プラットフォームでは、発電事業者、小売電気事業者、電力トレーダーが現物から先物までの商品をリアルタイムで取引でき、卸電力のヘッジ取引としては国内初となる即時約定が可能なアルゴリズムを導入している。
Enechainの代表取締役の野澤遼氏は「欧米のような完全自動取引を日本で実現する、という志を抱いてenechainを創業し、本日、ついにその第一歩を踏み出すことができました」と述べており、「自動取引の流動性向上には時間がかかると考えていますが、一歩一歩改善を進め、今後も日本の電力市場に貢献して参ります」とのコメントを発表した。
同社のプラットフォームを通じた卸電力の取引高は累計2兆円に迫っており、昨年から取り扱いを始めた環境価値取引も順調に成長しているとのこと。
enechainはエネルギー取引所の運営や取引支援アプリケーションやデータサービスなどのサービスを提供することを目的に2019年7月に設立されたスタートアップ企業である。今年4月には、JERA、関西電力グループのK4 Ventures、中部電力ミライズ、中国電力など、国内の電力卸取引の主要なプレーヤーなどからシリーズBラウンドと長期借入で総額60億円を調達している。