EDPR APAC、ENGIEと35MW太陽光発電所のバランシングサービス契約を締結

2025年4月20日
ENGIE EDPR
EDPR APACとEEMJは35MW太陽光発電所の
バランシングサービス契約を締結した
(画像:ENGIE Global Energy Management & Sales)

ポルトガルの電力大手のEDP Renewables のグループ会社であるEDP Renewables APAC(以下、「EDPR APAC」)とフランスの電力大手ENGIEの日本法人であるエンジー・エナジー・マーケティング・ジャパン(以下、「EEMJ」)は4月9日、EDPR APACが福島県福島市に建設する予定の太陽光発電所(出力:35MW)のバランシングサービス契約を締結した。

2025年4月12日付けのENGIE Global Energy Management & Salesの発表によると、今回の合意は、両社が2024年10月に締結した再エネ関連サービス拡大に向けたパートナーシップに関する覚書に関連するものだという。EEMJは、覚書を締結した当時、日本国内における電力取引とリスク管理を支援するとし、主にコーポレートPPA、バランシングサービス、発電や需要の最適化や系統用蓄電池の価値の最大化に取り組むとコメントしていた。

EDPR APACは、2025年第3四半期に稼働予定の同発電所で発電した電力を20年間のコーポレートPPAを通じてAmazonに販売する計画だ。

一方、ENGIEグループは2024年10月にX-ELIOの船木太陽光発電所(出力:14MW/DC、10MW/AC)の需給調整を担当することを発表し、同発電所で発電した電力も同じくAmazonに供給することが決まっている。また、今年3月にはのぞみエナジーと日本国内での再エネ事業に関するパートナーシップ基本合意書を締結したと発表しており、他社との協業を積極的に進めている。両社は特に、コーポレートPPA、需給調整サービス、系統用蓄電所の最適化などの分野で協業する予定だ。

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