
大和エナジー・インフラ(以下、「DEI」)は10月22日、北海道千歳市で系統用蓄電所(38MW/160MWh)の建設を開始したと発表した。同蓄電所の運転開始は2027年中を予定している。
土地はDEIが所有し、事業運営はSPC(特別目的会社)の千歳蓄電所合同会社が、資産運用はグループ会社の大和リアル・エステート・アセット・マネジメントが担当する。また、EPC(設計・調達・建設)の請負業者については現時点では公表されていない。
本事業は、DEIが開発中の複数の特別高圧蓄電所事業に続くもので、2023年には、芙蓉総合リースおよびアストマックスと共同で、北海道札幌市に「しんかわ系統用蓄電池発電所」(50MW/100MWh)の建設を決定。今年は、中国の蓄電池メーカーである国軒高科日本が出資するSPCが熊本県で開発を進めていた蓄電所事業(25MW/100MWh)の権利譲渡により取得したほか、別の地域(非公開)において130億円の蓄電所のEPC契約を締結した。
DEIは2025年2月、テスホールディングスと協業に関する覚書を締結し、3年以内に日本国内における合計2GWhの蓄電所の事業化を目指しているが、今回の千歳市の蓄電所がこの提携の一環として開発されているかどうかは明らかになっていない。
同社は、大和証券グループのアセットマネジメント部門における再エネ・インフラ分野への投資を担う会社として国内外の再エネ発電所に広く投資しているが、千歳市の蓄電所を活用し、電力取引に関する市場(卸電力市場、需給調整市場、容量市場等)への参入を計画している。