カナディアン・ソーラー、福島県の太陽光発電所でケーブル盗難被害、一部で発電停止

2025年5月13日
民間企業も盗難対策サービスの提供を開始している
(画像:トリプルアイズ)

太陽光パネル大手のカナディアン・ソーラーのインフラファンド、カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人は 5月7日、福島県郡山市に保有する「CS郡山市発電所」 (出力:636kW) において電気ケーブルの盗難被害が発生し、発電所の一部で発電が停止したと発表した。

発電所のO&M(運用・保守)を受託するカナディアン・ソーラーO&Mジャパンの報告によると、被害は5月5日夜に発生。その後、警察による現場検証を経て被害届を提出したという。

現在も発電が停止している状況が続いており、同投資法人は、早急な応急復旧工事を進めていると説明。被害による損失は限定的であるものの、再発防止策および損失額の詳細は、確定次第公表する予定だ。

金属類の盗難は全国的に急増しており、警察庁の統計によると、2020年の約5,000件から2023年には16,000件以上に増加。被害総額は130億円を超えた。2024年も上半期だけで1万件超の被害が報告され、年間で2万件に拡大している。

こうした状況を受けて政府は、金属類の買取業者への規制強化などを盛り込んだ「盗難特定金属製物品の処分の防止等に関する法律案」を閣議決定し、2025年3月に国会に提出した。ただし、現時点では法案は成立していない。

カナディアン・ソーラーインフラ投資法人は2024年1月にも、岐阜県恵那市の「CS恵那市発電所」(出力:2.12MW)でケーブル盗難の被害を受けている。当時は復旧までに約8ヵ月を要し、ケーブル材料や工事費等の概算被害額は約4,000万円にのぼった。

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