BPTとホクトがオフサイトPPAを締結、三重県で2MWバイオマス発電所を運転開始

2025年5月6日
同発電所では、産業用廃棄物を燃料として活用している
(画像:BPT)

バイオマスパワーテクノロジーズ(以下、「BPT」)は4月28日、三重県松阪市に建設した「パワーエイド三重シン・バイオマス松阪発電所」(出力:1.99MW)が3月16日に運転を開始したと発表した。

発電する電力は、オフサイトPPAを通じて、三重県多気町にあるホクトの「三重きのこセンター」へ15年間にわたり供給する。

同発電所はSPC(特別目的会社)である、パワーエイド三重が運営しており、タクマ製のボイラーを採用。年間発電量は、約16.5GWhを見込んでいる。

燃料には、ホクトの三重きのこセンターから排出される廃菌床のほか、中部圏で発生するリサイクル木材チップやプラスチック系資源(RPF)などの産業廃棄物を活用している。

総事業費は約26億円で、資金の一部はみずほ銀行をアレンジャーとする9行によるシンジケートローンにより調達した。BPTは2021年7月にSPCを設立し、2023年にはBMエコモ、日本アジア投資、長谷工コーポレーション、レクスポート、JA三井リースからの出資を受けた。

また、同社は2018年にも松阪市で「バイオマスパワーテクノロジーズ松阪木質バイオマス発電所」(出力:1.99MW)の運転を開始しており、複数のバイオマス発電所の運営を手掛けている。

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