
多くは、2MW(AC)以下の太陽光発電所である
(画像出典:Bison energy)
11月20日、世界的なインフラ投資会社であるI Squared Capital傘下でシンガポールを拠点に再エネ開発と発電所の運営を行うHEXA Renewablesは、東京に本社を構えるBison energyと戦略的エクイティ投資契約を締結したことを発表した。
両社は国内外で事業を展開しているが、今回の合意によりHEXA RenewablesとBison energyは国内における太陽光と蓄電所プロジェクトを共同開発していくという。
HEXA Renewablesのグループ商業最高責任者のビンセント・チョイ氏は「Bison energyの新エネルギー分野における専門知識と実績は、実に素晴らしいものです。私たちは、日本におけるバイソンのクリーンエネルギー・プロジェクトパイプラインを推進し、相互の成長とWin-Winの結果を促進することを楽しみにしています。」とのコメントを発表している。
Bison energyは2016年に設立され、主に高圧プロジェクトを合計64件開発してきた。そのうち、運転中のプロジェクトが26件、建設準備中又は建設中が10件、開発中が28件である。全64件のうち、3分の1は既に売却済みである。Bison energyは、HEXA Renewablesからの資金調達に先立ち、再エネ発電事業や開発を行う自然電力からも資金調達を行い、自然電力とは国内外のプロジェクトで連携している。
HEXA Renewablesは日本国内での事業を積極的に行なっており、小規模プロジェクトの開発に加えて、多くのプロジェクトをオークションで落札している。特に、2023年度に行われた第1回長期脱炭素電源オークションでは11件、計342MWを落札した。落札した電源のうち、第1号となる約30MW/130MWhの蓄電所が先月着工したばかりである。