
ADワークスグループは12月23日、完全子会社のエー・ディー・ワークス(以下、「ADW」)が、三拠点目となる系統用蓄電所開発用地を取得したと発表した。開発用地は鹿児島県鹿児島市に位置し、敷地面積は6,756㎡。同社は、2026年12月の運転開始を予定しているが、設備容量は明らかにしていない。
ADWでは、約1年間の開発期間で運転開始が可能な、出力2MW以下の高圧案件に注力し、スピード感のある拠点拡大を目指す方針だ。一方で、今回取得した用地面積は過去の案件発表を基に試算すると、一般的な2MW/8MWh級の系統用蓄電池設備に対して約4〜10倍の面積となる。このため、特別高圧の蓄電池施設を建設する可能性も示唆される。エネハブでは、本件についてADWに対し事実確認を行っているところだ。
エー・ディー・ワークスは、2020年4月に持株会社体制へ移行する目的で「ADワークスグループ」を持ち株会社として設立し、発行済株式の全てを同社に移転して完全子会社となった。現在は、国内収益不動産の仕入・商品企画・販売および海外事業の戦略企画を担当している。
同社は2025年4月に系統用蓄電所事業への参入を発表して以降、三重県松阪市内の第一拠点(面積非公表)を手始めに、熊本県益城町内の第二拠点(1,274m2)においても用地を取得し開発を進めている。第一拠点は2026年1月、第二拠点は同年8月に運転を開始する予定だ。
同社の中長期ビジョンでは2034年度に税引前利益200億円を掲げており、高い利益率と中長期的な成長が見込まれる系統用蓄電池事業について、今後も積極的な用地取得および設備投資を推進する方針としている。