
(画像:東京産業)
東京産業、東京エネシス、北越マテリアル、SHICHIJOの4社は福島県会津坂下町に会津こもれびバイオマス発電所(出力7.1MW)を共同で開発し、12月1日に運転を開始した。
4社が出資する合同会社会津こもれび発電所が同発電所を所有しており、タクマ製のバイオマスプラントが採用された。また、未利用木材や建設廃材から生産される国産の木質チップを燃料として利用する。
年間発電量は約51GWhを見込んでおり、発電した電力はすべてFIT(固定価格買取制度)を通じて、東北電力ネットワークへ売電される。発電所がFIT認定を受けた当時(2021年6月)の価格は一般木質バイオマスを用いた10MW未満の発電所が24円/kWh、建設資材廃棄物が13円/kWhであった。
また、同発電所のEPC(設計・調達・建設)は東京産業と東京エネシスが行い、両社はO&M(運用・保守)も担当する。SHICHIJOは事業開発の許認可手続きと用地を取得し、北越マテリアルは燃料の加工と調達支援を行っていくとのこと。
同発電所の出資比率は東京産業と東京エネシスがそれぞれ46%、北越マテリアルが5%、SHICHIJOが3%である。なお、設立当初は東京産業と東京エネシスがそれぞれ40%、北越マテリアル5%、SHICHIJO15%となっており、出資比率が変更されている。