
太陽光発電設備の施工などを行う企業である
(画像出典:日本エネルギー総合システム)
9月10日、日本エネルギー総合システム、グリーンエナジー&カンパニー、DMM.comの3社共同出資による「合同会社霧島蓄電所」が第一号案件となる系統用蓄電池所「霧島蓄電所」(鹿児島県霧島市)を稼働したことを発表した。
同プロジェクトは2023年10月に発表されており、定格容量8.128MWh/定格出力1.99MWの蓄電所である。計画では、2024年3月の稼働開始を目指していたが、日経BPのメガソーラービジネスによると、3ヶ月遅れの2024年6月12日に稼働をしたと伝えられている。
同蓄電所には、日本エネルギー総合システム独自のリン酸鉄リチウムイオン電池が採用されており、同社が発電所の運転・保守 (O&M) を担当する。また、同社のグループ会社であるRE100電力がアグリゲーターとなり、AIを活用したエネルギーマネジメントシステム(EMS)を活用してバッテリーの充放電を制御する。
電力の取引は、日本卸電力取引所のスポット市場、時間前市場、需給調整市場など性質の異なる市場取引を組み合わせて運用される。
今後、霧島蓄電所は九州エリアにおける系統用蓄電池事業を展開していくという。