静岡ガスが蓄電所事業に参入へ、静岡県で46.9MWh蓄電所を2027年度に運転開始へ

2024年12月30日
静岡ガス&パワーは、発電事業や小売電気事業を
行なっているため、蓄電所を使って調整力を増強する

静岡ガスは12月25日、同社のグループ会社である静岡ガス&パワーが静岡ガス静岡支社の構内に、同グループ初となる系統用蓄電所(13.0MW/46.9MWh)を設置すると発表した。

静岡ガスによると、今回蓄電所事業に参入することで静岡ガス&パワーの調整力を増強し、電力の安定供給と再エネの普及に貢献することを目指していくという。

同事業は、2024年12月23日に経済産業省の2024年度「再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業補助金」に採択された27件のうちの一つであり、補助額は約12億円である。2025年の着工、2027年度の運転開始を目指している。

同蓄電所にはリチウムイオン電池が使用される予定だが、それぞれの設備のサプライヤーやEPC(設計・調達・建設)の請負業者は現時点では明らかになっていない。

静岡ガスグループはこれまでにも再エネ開発に携わっており、エネハブのPPAデータベースによると、オフサイトPPAを締結した実績がある。

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