需給調整市場 2025年4月取引会員、新たに2社が加入

2025年5月14日
大平洋金属は需給調整市場の取引会員に先月加入した
(画像:大平洋金属)

2025年4月、需給調整市場を運営する電力需給調整力取引所(以下、「EPRX」)に、新たに2社が取引会員として加入し、1社が脱退した。

これにより、2025年4月末現在での取引会員数は91社となった。

新たに加入したのは、NExT-e Solutions大平洋金属である。NExT-e Solutionsは、分散型電源のアグリゲーション事業にも取り組んでいる電池システムメーカーである。また、大平洋金属はディーゼル発電機も保有する金属製品メーカーだ。

一方、脱退したのは豊田通商の完全子会社であったテラスエナジー。同社は、2025年4月1日付でユーラスエナジーとの経営統合を行い、ユーラスエナジーが存続会社となったことを受けて退会した。

需給調整市場は2021年4月に開設され、当初は送配電網協議会(大手電力会社9社の組合組織)が運営を担ってきた。調整力取引の拡大と市場の重要性の高まりを背景に、2024年4月1日にはEPRXを設立、需給調整市場は取引市場として法人化された。

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