
(画像:ひびきウインドエナジー)
電源開発、九電みらいエナジーなど5社で構成するひびきウインドエナジーは3月2日、福岡県北九州市沖で着床式洋上風力「北九州響灘洋上ウインドファーム」(出力:220MW)の運転を開始したと発表した。国内洋上風力の合計出力の約4割を占め、稼働中の洋上風力発電所としては国内最大規模となる。
同事業は、2017年2月に北九州市の「響灘洋上風力発電施設の設置・運営事業者公募」で占用予定者に選定されたもの。北九州市若松区沖の響灘に、Vestas製の9.6MW風力タービン25基を設置した。着工は2023年3月で、総事業費は約1,700億円。年間発電量は約500GWhを見込み、発電した電力はFIT価格36円/kWhで20年間売電される。
ひびきウインドエナジーは2017年4月に設立。電源開発と九電みらいエナジーがそれぞれ40%と30%、残りは北拓、西部ガス、クラフティア(旧九電工)が10%ずつ出資している。
基礎工事・海洋工事は五洋建設と日鉄エンジニアリングの共同企業体が担当し、陸上電気工事はJ-POWERハイテックが担った。O&M(運用・保守)拠点港は五洋建設と若築の共同企業体が建設し、東京汽船が乗組員輸送船の運航管理を行った。
九州エリアでは、2026年1月に長崎県五島市で運転開始をした五島フローティングウィンドファームの浮体式洋上風力「五島洋上ウィンドファーム」に続く洋上風力発電所となる。なお、北九州響灘洋上ウインドファームの運転開始以前は、2024年1月に運転を開始した「石狩湾新港洋上風力発電所」(最大出力:112MW)が国内最大規模であった。