関西電力、高浜原発1号機の定期検査を開始、12月下旬に運転再開へ

2025年9月7日
現在国内で稼働する最も古い原発である高浜原発1号機
(画像:Hirorinmasa, CC BY-SA 3.0)

関西電力は9月4日、福井県の原子力発電所「高浜発電所」1号機(出力:826MW)について、9月6日から第29回定期検査を開始すると発表した。12月上旬に調整運転を開始し、同月下旬の運転再開を目指す。

今回の定期検査では、放射線監視装置信号処理盤(5面)の取り替え、2次系配管の1,071ヵ所について超音波による肉厚測定実施と5ヶ所の交換、燃料集合体57体(うち新燃料は40体)の交換などを実施する。

高浜原発では、加圧水型軽水炉(PWR)を採用する1〜4号機の原子炉が稼働しており、4号機(出力:870MW)は1号機にさきがけて定期検査を行い、10月下旬に運転再開予定だ。

関西電力では現在、高浜原発2号機(出力:826MW)・3号機(出力:870MW)、「美浜発電所」3号機(出力:826MW)、「大飯発電所」4号機(出力:1.18GW)の計4基が運転中で、高浜原発2号機は2026年1月に、大飯原発4号機は2026年2月に定期検査に入る計画。大飯原発3号機(出力:1.18GW)は定期検査を終え、9月の運転再開に向けて調整運転中だ。

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