長州産業が第二電力を完全子会社化、10月1日付で「CPower」に商号変更

2025年10月16日
新日本ソーラーHDの株式取得で完全子会社化
(画像:CPower)

長州産業は、2025年6月30日付で、再エネ開発を展開する第二電力について、新日本ソーラーホールディングスの持ち分を取得し、同社を完全子会社化した。それに伴い、10月1日付で第二電力の商号を「CPower」に変更したと発表した。

長州産業は、太陽光発電システムや環境機器の製造・販売を主力とする総合機器メーカーで、有機EL・半導体関連装置、水素エネルギー機器などの設計・製造も手掛けている。

第二電力は、FIT制度の開始を受けて2012年に設立され、2018年に長州産業の出資によりグループ会社化された。事業面では、2019年にオンサイトPPA事業、2024年にはオフサイトPPA事業を開始し、その年に年間総発電量200GWhを達成している。

エネハブのPPAデータベースによると、長州産業は2023年3月に東洋シートおよびマツダとオフサイトPPAを締結している。複数の需要家が連携したオフサイトPPAとしては、中国エリアで初の事例となった。

一方で、第二電力は2024年、東京海上日動火災保険と1.5MWのオフサイトPPAに関する基本合意書を締結。2025年12月の供給開始を目指し、低圧太陽光発電所30ヵ所の開発を進めている。同社の累積設置実績は、関東・中部・関西エリアを中心に、2025年9月時点で2,216件(合計出力:約209MW)に達している。

両社は今後、グループ全体のシナジーの創出により一層努めていくとしている。

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