
(画像:日立製作所)
肥後銀行の完全子会社であるKSエナジーと日立製作所は2月10日、熊本県内の系統用蓄電所の開発および電力トレーディング事業への参入検討について協業することを発表した。合意は2月6日付で、同設備は2029年1月に運転を開始する予定だ。
開発する予定の対象設備は、「(仮称)KSE熊本蓄電所」(50.0MW /112.8MWh)である。日立製作所は、一般送配電事業者との系統連系申請および協議、事業性評価、ならびに設計・調達・施工等のプロジェクトマネジメントなど、開発から運転開始まで一貫した支援を行う。また、事業主体のKSエナジーは日立エナジー製のPCS(パワーコンディショナー)およびトレーディング最適化プラットフォームの活用を検討している。
肥後銀行は2024年、九州における再エネ事業開発を目的としてKSエナジーを設立した。同社は、オンサイトおよびオフサイトPPA向けの太陽光発電所を複数保有している。一方、日立製作所は2025年、四国電力とCHC Japanの合弁会社である松山みかんエナジーが保有する愛媛県の「松山蓄電所」向けに、日立グループとして国内で初めて系統用蓄電システムを納入している。
両社は将来的に、蓄電所開発事業者へのファイナンスや設備の運営ノウハウを活用した支援を他社向けに提供する方針だ。