
多数の再エネ設備のEPCC案件を受注している
(画像:東芝プラントシステム)
東芝プラントシステムは11月25日、オリックスが設立したSPC(特別目的会社)より134MW/548MWhの⽶原湖東蓄電所のEPCC(設計・調達・建設・試運転)契約を締結したと発表した。
関西エリアに建設予定の同蓄電所は、滋賀県米原市内の約26,000m2の市有地に140台のリチウムイオン蓄電池コンテナが設置され、2026年11月の引き渡しが予定されている。
また、同蓄電所は昨年度実施された長期脱炭素電源オークションにて落札された案件のため、20年間の固定費水準の容量収入を得ることができる。なお、全30件落札された蓄電池事業の中でも、最大の規模である。
同蓄電所のプロジェクトファイナンスは、シンジケートローンにより三井住友信託銀行がアレンジャーを務め、太陽生命が参加。融資額は明らかになっていない。
オリックスが同オークションで落札したのは同蓄電所のみであったが、和歌山県紀の川市で48MW/113MWhの案件も開発し、11月29日に運転開始を発表している。