
(画像:東芝デバイス&ストレージ)
東芝デバイス&ストレージと、その完全子会社の加賀東芝エレクトロニクス(以下、「加賀東芝」)は6月17日、関西電力および北陸電力とのそれぞれのオフサイトPPA契約に基づき、電力調達を開始したと発表した。
東芝デバイス&ストレージは関西電力との契約により、兵庫県太子町にある姫路半導体工場向けに年間約6.2GWhの電力を2025年4月より供給している。また、石川県能美市にある加賀東芝は北陸電力との契約を通じて2025年6月より電力調達を開始しており、段階的に調達量を拡大する。2027年度までに年間約27GWh、契約容量は約24MWに達する見込みだ。
発電所の詳細はいずれの契約も明らかにされていないが、北陸電力は丸紅新電力がアグリゲートした複数の太陽光発電所から電力を調達し、加賀東芝に供給している。
なお、東芝デバイス&ストレージは今回のオフサイトPPAに先立ち、2024年度にグループ会社のジャパンセミコンダクター大分事業所の屋根に太陽光発電設備を設置し、オンサイトPPAによる電力調達を開始している。さらに同年、加賀東芝の300mmウエハー対応パワー半導体新製造棟でも同様のオンサイトPPAを導入しており、グループ全体で再エネの導入を推進している。