
(画像:東北電力)
東北電力は2月5日、保有する3ヵ所のダム式水力発電所について設備更新を行わずに最大出力を引き上げ、運転を開始したと発表した。
同社によると、今回の出力増加は各発電所の取水量を増やし、水車発電機などの性能を最大限引き出すことで実現した。新たに確保できた出力合計は2.1MWだ。
福島県喜多方市の「第二新郷発電所」は最大出力を900kW増加させ、39.7MWへ引き上げた。同市の「第二山郷発電所」は200kW増の23.1MWとした。さらに、新潟県阿賀町の「第二豊実発電所」は1MW増加し、58.1MWに達した。出力増加後の運転開始日は、第二新郷発電所から順に2月3日、2月4日、2月5日としている。
さらに、東北電力は2022年2月から2025年12月にかけて、同様の方法で5ヵ所の発電所の最大出力を引き上げている。新潟県の「第二鹿瀬発電所」、山形県の「上郷発電所」、同「八久和発電所」、秋田県の「郷内発電所」、同「神代発電所」の5ヵ所で最大出力が合計9.4MW増加した。今回の引き上げ分と合算すると、設備更新を伴わない最大出力の増加量は累計で11.5MWに達する。
各発電所の運転開始時期は、第二新郷発電所が1984年、第二山郷発電所が1992年、第二豊実発電所が1975年だ。「東北電力グループ統合報告書2025」によると、同社は国内最多となる224ヵ所の水力発電所(合計出力:約2.5GW)を保有している。今回対象となった発電所3ヵ所の最大出力の合計は、同社が保有する水力発電所全体の約5%を占める。