
(画像:東北電力)
東北電力は12月18日、福島県川内村にある「木戸川第一発電所」(出力:2.57MW)のリパワリング(水車・発電機等の一括更新)工事を完了し、営業運転を再開したと発表した。
発表によると、同水力発電所は2023年2月から工事のため停止しており、既設2基の発電ユニットを1基に統合し、制御方式を油圧式から電動式に変更するなど、主要設備の更新を実施した。最大出力は据え置いたままだが、発電効率の向上により年間発電量は約2%増加する見込みだとしている。
東北電力の水力発電所は、同社が保有する再エネ発電所の設備容量の約93%を占めており、2025年3月時点では国内最多となる224ヵ所、合計出力は約2.57GWにのぼる。今回リパワリングを実施した木戸川第一発電所は、1924年の運転開始から約100年が経過した歴史ある発電所だ。
東北電力は老朽化した発電所のリパワリングに加え、ダム式水力発電所について設備更新を伴わない出力向上の取り組みも推進している。これは通水量を増加することで出力を高める手法で、これまでに「第二鹿瀬発電所」(出力:57.2MW)、「上郷発電所」(出力:16.2MW)、「郷内発電所」(出力:21MW)、「八久和発電所」(出力:63.8MW)、「神代発電所」(出力:16.2MW)などで実施しており、水力発電ポートフォリオの最大活用を図っている。