東北電力の秋田火力発電所、全ての発電設備の廃止が完了

2024年7月9日
秋田火力発電所
50年以上運転していた秋田火力発電所。
(画像出典:東北電力)

東北電力は7月1日、老朽化した秋田火力発電所4号機 (出力60万kW) を同日付で廃止したと発表した。これにより、同発電所の全ての発電設備の廃止が完了し、10月をめどに発電所自体の廃止も行う。

本発電所のピーク時の発電容量は1号機〜4号機を合わせた1.65GWであった。5号機は、東日本大震災の影響で緊急設置電源として一時的に設置された電源だったためすでに廃止されており、近年、主に電力需要の高い夏と冬のピーク時に運転していた4号機が最後の発電設備となっていた。

秋田火力発電所の概要

ユニット出力燃料運転開始年廃止年
1号機35万kW重油・原油1970年2003年
2号機35万kW重油・原油1972年2020年
3号機35万kW重油・原油1974年2019年
4号機60万kW重油・原油1980年2024年
5号機33.3万kW軽油2012年2019年

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