
プロジェクトに参画しており、ノウハウが蓄積されている
(画像:東北電力)
東北電力と富士電機の子会社である富士電機津軽セミコンダクタは12月12日、オフサイトPPAを締結したと発表した。
発表によると、2025年5月から秋田県で運転を開始する予定の陸上風力発電所(出力:約6.55MW)で発電した電力を富士電機津軽セミコンダクタのパワー半導体工場(青森県五所川原市)に全量供給するとされており、契約期間は20年間。
発電事業者は明らかになっておらず、東北電力は発電計画の策定や提出などの需給調整業務を担当する。
また、新設の風力発電所を活用したオフサイトPPAは東北電力にとって初の試みとなり、エネハブのPPAデータベースによると、これまでに日本国内で発表されたオフサイトPPAの中でも風力発電所を活用した事例は少ない。
東北電力は、現在稼働中の発電所では、洋上風力1ヵ所と陸上風力7ヵ所の計464MWに出資しているほか、20ヵ所の風力発電所を開発または参画している。そのうち5ヵ所が洋上風力である。