
東京電力リニューアブルパワーは3月24日、長野県に位置する水力発電所「土村第三発電所」のリパワリング工事が完了し、同日に営業運転を再開したと発表した。
同発電所は、長野県、山梨県、埼玉県の3県境に位置する甲武信ヶ岳を源流とし、日本一長い千曲川の上流域で水を取り込み、地形の落差を活かし発電を行う水路式の水力発電所である。1921年から運転していたが、2019年の台風による設備浸水で停止しており、2021年12月より改修工事をしていた。
本工事により、発電機の更新とともに、高効率の水車に交換したことで、最大出力は1.05MWから1.2MWへと150kW増加した。同発電所の改修工事は、同社にとって29件目のリパワリング案件となる。
東京電力リニューアブルパワーは、2025年3月末時点で、合計出力約9.8GWの水力発電所163ヵ所を運営。これまでに、沢渡発電所、平発電所、原町発電所2号機、箕輪発電所1号機、栃本発電所などのリパワリングを完了している。旧一般送配電事業者が保有する老朽化した水力発電設備の更新が順次進められており、土村第三発電所の改修もその一環だ。
また、同社はこれまで、水力発電所や洋上風力発電所のリパワリングなど複数のグリーンプロジェクト資金を調達してきた。2026年2月には、7回目となるグリーンボンドを発行し、総額1,600億円を調達してきた。