
東京地下鉄(以下、東京メトロ)は3月31日、コスモエコパワー、コスモエネルギーソリューションズとオフサイトPPAを締結し、4月から風力と太陽光発電由来の電力を調達すると発表した。
陸上風力はコスモエコパワーが福島県で運営する出力16MWの「会津若松ウィンドファーム」、太陽光はエネグローバルが茨城県で運営する営農型太陽光「那珂市第九発電所」(出力:1.1MWdc/792kWac)の電力を組み合わせて調達する。電力は東京都江東区にある同社の総合研修訓練センターで使用する。これにより、同施設の年間電力使用量に相当する約719t-CO2の削減効果が見込まれる。調達電力量は公表されていないが、同社のCO2排出係数0.555 kg-CO2/kWhをもとに試算すると、年間約1.3GWh程度と想定される。
今回の取り組みでは、発電する時間帯が異なる風力と太陽光の併用で、再エネによる電力需給を1時間単位で一致させるHourly Matching比率の向上が期待される。さらに、風力・太陽光による調達量が需要量に満たない時間帯には、卸電力市場由来の電力にコスモエコパワーが運営または契約する再エネ電源由来の非化石証書を組み合わせて供給する。
東京メトロはこのほかにも、電源開発子会社のジェイソーラーと太陽光を活用したバーチャルPPAを締結するなど複数のPPAを締結。グループ全体のCO2排出量について「2030年度は53%(2013年度比)、2050年度には実質ゼロ」の達成を掲げており、その実現に向けて再エネ比率の向上を進めている。