
活用して新設された(画像:東京ガス)
東京ガスは8月12日、神奈川県横浜市の扇島LNG基地内に建設した「RYM扇島太陽光発電所」(出力:3MW/DC、2MW/AC)の運転を開始し、同発電所から東京ガスエンジニアリングソリューションズ(以下、「TGES」)への電力供給を開始したと発表した。
発電する電力は都内にあるTGESの複数の地域冷暖房センターで使用される。
RYM扇島太陽光発電所のEPC(設計・調達・建設)は東京ガスが自社で担当し、建設工事は大和エネルギー、佐田道路などが請け負った。
この事業は、東京都の「再エネ電源都外調達事業(都外PPA)」に採択されており、約1.96億円の補助金を受けて実施された。都外に設置された再エネ電源から都内への電力供給を支援する制度であり、フィジカルPPAでは設備費の1/2以内、バーチャルPPAでは1/3以内の補助を受けることができる。
東京ガスによる太陽光発電所の稼働は、2023年に運転を開始した栃木県市貝町の「市貝太陽光発電所」(出力:21.9MW/DC、17.5MW/AC)に続くものである。同発電所は、子会社のプロミネットパワーが開発を担当した。また、同社は、四国電力と折半出資するSPC(特別目的会社)シャイニーサンを通じて「茨城県古河市上片田発電所」(出力:34MW/DC、27MW/AC)を取得しており、2025年7月からは同発電所から東京ガスへのオフサイトPPAによる電力供給を開始している。