
(画像出典:TGES)
11月1日、東京ガスの子会社である東京ガスエンジニアリングソリューションズ(以下:TGES)は太陽光発電設備の設計や施工等を行うIDECシステムズ&コントロールズ(以下:IDEC S&C)の全株式を親会社であるIDECから取得する、株式譲渡契約を締結した。
株式譲渡は、2025年3月31日に完了する見込みである。
TGESによると「IDEC S&Cは、確かな技術力をもとに太陽光発電設備の設計、施工からメンテナンスまでをワンストップで行っており、全国で100MW超の施工実績があります。」とコメントしている。また、「TGESはIDEC S&Cの子会社化により、太陽光発電設備の設計・施工能力を今まで以上に強化し、SolarAdvance事業の拡大を目指します。」と述べている。SolarAdvanceとは、TGESが法人向けに太陽光発電所を新設するオンサイトPPAサービスである。
エネハブのデータベースによると、TGESは2022年に本田技研工業の熊本製作所において7MWのオンサイトPPAを締結するなどしている。
2024年4月1日時点で従業員数24名のIDEC S&Cを買収することにより、TGESは再エネ業界で人材が不足している中、オンサイトPPA事業の拡大を目指す。