日本蓄電池と九電工、九州の系統用蓄電所開発で提携、第1号案件は佐賀県の8MWh蓄電所

2025年8月15日
日本蓄電池と九電工初の協業案件である
「NC唐津市相知町蓄電所」(画像:日本蓄電池

日本蓄電池九電工は8月7日、系統用蓄電所の開発における業務提携を発表した。

九電工は、日本蓄電池が九州エリアで手掛ける案件の開発・建設を支援する。業務提携の第1号案件として、佐賀県で「NC唐津市相知町蓄電所」(8MWh)の建設を進めており、2025年10月に運転開始の予定。新エネルギー新報によると、両社は2026年度末までに30件の蓄電所建設を目指すという。

本件に先立ち、日本蓄電池は5月にサンヴィレッジとも業務提携しており、同月に第1号案件として「NC春日井西尾蓄電所」(2MW/8MWh)を稼働開始した。両社は、2025年度末までに合計100MW/400MWh規模の開発を目指している。

九電工は、2025年4月に発表した中期経営計画において、蓄電所事業を成長戦略における重要分野の一つに位置づけている。7月には伊藤忠商事との合弁会社である佐賀相知ソーラーが保有する「佐賀相知太陽光発電所」(出力:21.0MW/DC、16.5MW/AC)に、蓄電池を併設する計画を発表していたが、蓄電所開発の具体的な案件として公表されたものは、本件が初めてである。

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