
第8貨物ビルの屋上に新設された
(画像出典:Green Energy Frontier)
10月17日、Green Energy Frontierは成田空港第8貨物ビルの屋上に2MW太陽光発電所の運転を開始したことを発表した。同社は、成田空港を運営する成田国際空港株式会社と東京ガスとの合弁会社(出資比率:50:50)である。
発電する電力は、オンサイトPPAを通じて同ビルに供給される。
同発電所のEPC(設計・調達・建設)は、東京ガスの100%子会社である東京ガスエンジニアリングソリューションズが担当し、発電所の保守管理も行う。同発電所の建設計画は2023年10月に発表され、当初は2024年7月の運転開始を目指していた。
Green Energy Frontierは、2023年4月に成田空港の脱炭素化を進めるために設立された。同社は、同空港の滑走路周辺の約200ヘクタールの土地と屋上スペースを活用して、2030年度末までに太陽光発電容量を75MW、2045年度末までに180MWの開発を目指している。今回運転を開始した第8貨物ビルの屋上にある発電所は、その第一弾となる事業で、同空港内で初めてのメガソーラーである。