宮崎県内初の120MWh蓄電所が着工、Eku Energyの日本法人が開発

2024年9月24日
Eku Energyは、日本を最重要市場の一つと
位置付けている(画像出典:Eku Energy)

9月24日、イギリスやオーストラリアなどで蓄電所を運営するEku Energyの日本法人である日本蓄電が国内第一号案件となる広原蓄電所(宮崎県宮崎市)の着工に向けた地鎮祭を実施した。

同社は同蓄電所(30MW/120MWh)の開発を今年4月に発表しており、2026年7月に運転を開始する予定で工事を進める。

日本蓄電はすでに東京ガスとの20年間にわたる運用権に関するオフテイク契約を締結しており、三菱UFJ銀行によるプロジェクトファイナンスの組成(組成金額:約85億円)を受け、開発を進める。東京ガスは、同蓄電所の充放電指示などの運用を行い、卸電力市場や容量市場、需給調整市場での売電を行う。

日本蓄電は、2022年10月にマッコーリーのグリーン・インベストメント・グループから分社化して設立されたイギリスのEku Energyの日本法人で資金調達、開発、システム設計、電力市場、ソフトウェア最適化において高い技術力を有している。Eku Energyは、現在建設中の蓄電所を含めるとイギリス、イタリア、オーストラリア、日本の4ヵ国で蓄電所事業に参入している。

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