
電力広域的運営推進機関(以下、広域機関)は3月6日、出力250kW以上の太陽光発電所を対象とする「太陽光第27回入札(2025年度第4回)」の結果を公表した。今回の入札では、計11件・合計出力79MWacが落札され、落札案件の平均FIP価格は4.61円/kWhとなった。入札件数は23件だったため、大幅な入札超過となった。
落札されたFIP価格は0.00〜6.49円/kWhの範囲となった。これは入札実施時に公表されていた上限価格の8.68円/kWhを大きく下回る水準である。
今回の結果は、陸上風力第5回入札(2025年度)と同様に、過去に落札したものの認定手続きが完了しなかった案件が再落札され、出力ベースで半分以上を占めたとみられる。真名子太陽光の29.9MW案件と、根室西浜太陽光の16MW案件は、ともに4.46円/kWhで落札された。これは、太陽光第23回入札(2024年度第4回)の結果で両案件が確保していた4.47円/kWhより、わずかに低い水準となった。
このほか、特別高圧の案件として、10MWと20MWの2案件が落札された。いずれもスペインに本社を置く再エネ開発事業者のX-Elioに関連する特別目的会社(SPC)によるもので、FIP価格はそれぞれ5.12円/kWhと4.67円/kWhだった。残る落札案件は、高圧太陽光発電所となっている。
また、今回の入札では0円/kWh入札も確認された。これは太陽光第25回入札(2025年度第2回)以来で、日の本発電が入札した400kW案件によるものだった。
入札全体では23案件・合計約161.9MWが参加資格を満たし、入札に参加した。平均入札価格は6.49円/kWhで、これは今回の最高落札価格と同水準であった。
落札した事業者は、2026年3月23日までに保証金を納付し、FIP認定の取得期限は同年10月6日である。認定取得期限までに認定取得ができなかった案件は、入札保証金が没収された上で、落札者決定についても取り消される。