
(画像:Sonnedix)
大阪ガスは12月25日、岩手県のFIT太陽光発電所2ヵ所 (合計出力:40.2MW/DC、 29.9MW/AC) の持分40%を世界的な再エネ発電事業者のSonnedix Power Holdings(以下、「Sonnedix」)が保有する発電運営会社から取得したと発表した。
1ヵ所目の岩手県下閉伊郡にある「田名部太陽光発電所」(出力:26.5MW/DC、20.0MW/AC)は、2022年1月に運転を開始し、Sonnedixの発電運営会社であるエコプレクサス山田プロジェクト合同会社が保有。2ヵ所目の岩手県九戸郡にある「洋野太陽光発電所」(出力:13.7MW/DC、9.9MW/AC)は2022年9月に運転を開始し、Tsubaki Solar合同会社が保有。両発電所は中国のJAソーラー製の太陽光パネルと東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製のPCS(パワー・コンディショナー)を採用し、juwi自然電力が建設を担当。
両発電所は、2013年度にFIT(固定価格買取制度)の認定を受けており、10kW以上の太陽光の当時のFIT価格は36円/kWhであった。また、同契約のFIT期間は2040年8月までである。大阪ガスは、東北電力ネットワークとの特定卸供給契約を通じて発電する電力を全量引き取り、非化石証書と組み合わせて需要家に供給する。
大阪ガスがSonnedixの保有する発電所の持分を取得するのは3回目である。2022年には、太陽光発電所3ヵ所(合計出力:131MW/DC)の持分40%を取得し、翌年には栃木県にある「佐野太陽光発電所」(出力:42MW/DC)の40%を取得。これらにより、Sonnedixが保有する発電所のうち大阪ガスの出資分は40%にあたる合計213MW/DCとなった。