大阪ガス、北海道の25MW/50MWh蓄電所事業に出資、三菱HCキャピタルエナジーなどと共同開発

2025年3月4日
SPC設立当初は、三菱HCキャピタルエナジーが90%を
保有していた(画像:大阪ガス)

大阪ガスは3月4日、三菱HCキャピタルエナジーサムスン物産が設立したSPC(特別目的会社)「上長都ひかり蓄電合同会社」に出資したことを発表した。同SPCは、北海道千歳市にある「上長都蓄電所」(25MW/50MWh)を開発する計画だ

大阪ガスの出資額や出資比率は公表されていないが、出資前の段階では、三菱HCキャピタルエナジーが90%、サムスン物産が10%を保有していた。昨年8月に上長都蓄電所の開発を発表した際、大阪ガスは蓄電所の運営者およびアグリゲーターとして受託したことを明らかにしており、出資者としての参画については言及はなかった。

同蓄電所は来月着工予定で、2027年1月に運転を開始する計画だ。プロジェクトの開発と管理は、三菱HCキャピタルエナジーが担当し、サムスン物産はエンジニアリングを担う。

大阪ガスにとって、上長都蓄電所は同社が出資する3件目の蓄電所事業である。2023年には、伊藤忠商事および東京センチュリーと共同で、大阪府吹田市に「千里蓄電所」(11MW/23MWh)の開発計画を発表。翌年には、みずほリースJFEエンジニアリング九州製鋼と共同で、佐賀県武雄市に「武雄発電所」(2MW/8MWh)の開発計画を発表した。いずれの事業も2025年度に運転を開始する予定だ。

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