北陸電力、「中崎発電所」のリパワリング工事を完了、年間発電量900MWh増加を見込む

2025年12月21日
中崎発電所のリパワリングで交換した水車ランナ
(画像:北陸電力)

北陸電力は、岐阜県高山市の水力発電所「中崎発電所」のリパワリング工事(水車の設備改修)を完了し、12月11日より営業運転を再開したと発表した。

同社の発表によると、水車ランナ(羽根車)の交換によって同発電所の出力は300kW増加し、従来の10.5MWから10.8MWとなった。これにより、年間発電量は約900MWh増加する見込みである。同発電所は1958年に運転を開始しており、2010年にも水車ランナの交換によって出力を10.4MWから10.5MWへ引き上げていた。

北陸電力およびグループ会社は合計設備容量2.1GW以上の水力発電設備を保有し、150ヵ所以上の発電所を運営している。

今回の中崎発電所の再稼働は、同社が2025年中に完了した同種の案件として4件目にあたり、これまでに富山県の馬場島発電所(出力:21.8MW)、石川県の白山発電所(出力:1.5MW)および明島発電所(出力:4.8MW)のリパワリング工事が実施されている。北陸電力およびグループ会社は、2029年までにさらに5ヵ所の水力発電所でリパワリング工事を実施、合計で3MWを超える出力増加を計画している。

北陸電力は、老朽化した水力発電所のリパワリングに加え、水力発電所の新設や、設備更新を伴わない既設発電所の出力最大化を図ることで、2018年度比で1GWの再エネ発電容量の増加を2030年代初頭までに達成する目標を掲げている。

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