北海道ガス、石狩市で2MW陸上風力の運転開始、出力安定化のためにLNG火力・蓄電池と統合

2025年4月24日
風力発電所の出力変動を火力発電と蓄電池で補完する
先進的な統合型の電源モデルである(画像:北海道ガス)

北海道ガスは4月18日、北海道石狩市のLNG基地内に新設した「北ガス石狩風力発電所」(出力:2.35MW)が、3月1日に運転を開始したと発表した。

同社は、風力発電の出力変動を補うため、敷地内に保有するガス火力発電所「北ガス石狩発電所」(出力:93.6MW)および蓄電池と連携させ、常時2MWの電力を安定して系統に供給する計画だ。発電した電力は、FIP(フィード・イン・プレミアム)を活用して売電する予定だが、供給先などの詳細は現時点では公表されていない。

北ガス石狩風力発電所には、ENERCON製の2.35MW風力タービンを1基設置。年間発電量は約6GWhを見込んでいる。建設は2023年4月に着工し、日立パワーソリューションズ、JFEエンジニアリング、竹中土木が担当した。

併設する北ガス石狩発電所は、12基のガスエンジンと蓄電池(1.8MWh)を設置しており、ピーク電源としてLNG基地と一体的に運用している。新設した風力発電所と統合的に制御することで、風力による出力変動を緩和し、安定的な電力供給を実現する。

この風力発電所は、北海道ガスにとって初の自社開発による風力発電事業となる。これにより、すでに取得済みの3ヵ所と合わせて、同社は計4ヵ所(総出力:7.4MW)の風力発電所を保有している。

さらに、太陽光発電所については、200ヵ所(高圧5ヵ所、低圧200ヵ所)以上保有しており、総出力は13.1MWにのぼる。このほか、苫小牧バイオマス発電所(出力:6MW)にも20%を出資している。北海道ガスは、2030年度までに再エネによる発電容量を150MWまで拡大する方針を掲げている。

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