
風力発電事業も投資対象である
北浜キャピタルパートナーズは4月18日、太陽光発電所の建設工事等を手掛けるトラストコーポレーションより、計1.47MWの小規模太陽光発電所を取得することで合意したと発表した。契約は同日付で締結、取得価額は非公表としている。
今回取得するのは、中国エリアに所在する87kW~99kWの小規模太陽光発電所16ヵ所である。内訳は、山口県美祢市や周南市の3ヵ所(総出力:287kW)、広島県広島市や三次市の13ヵ所(総出力:1.183MW)であり、いずれも発電設備および中国電力送配電との系統接続契約を含む。
同契約の目的は、2024年11月26日に北浜キャピタルパートナーズが公表した「資金使途の変更に関するお知らせ」に基づき、国内不動産投資事業に関する投資資金から「クリーンエネルギー関連事業への投資資金」へ方針を転換したことに関連するものである。また、今回の取得は第三者への売却を前提としたものであり、売却を通じた収益の確保を目指すとしている。
なお、同社は、2024年11月にも北海道および東北エリアで計6ヵ所(総出力:5.2MW)の太陽光発電所の開発計画を発表しており、これらについては建設の前段階でEPC(設計・調達・建設)事業者へ売却する方針を示していた。 当時の発表によると、売却時期を2025年10月、売却額は約2.4億円、投資総額を1.7億円と見込んでいる。
今回取得する発電所について、現時点では売却先や時期などの詳細は明らかにされていないが、今後必要に応じて開示するとしている。