
(画像:東京センチュリー)
東京センチュリーは10月6日、同社と京セラの合弁会社である京セラTCLソーラーが保有する「福岡・飯塚第一メガソーラー発電所」(出力:2.5MW/DC、2MW/AC)において、FITからFIPへの移行に向け、9月から蓄電池(1.5MW/6MWh)の併設工事に着手したと発表した。完工は2026年2月を予定している。
同発電所は2013年度にFIT認定を取得し、その後2018年12月に運転を開始した。なお、20年間のFIT価格は36円/kWhである。蓄電池の設置は、発電所のEPC(設計・調達・建設)およびO&M(運用・保守)を担ってきたテス・エンジニアリングが引き続き担当する。
東京センチュリーは「中期経営計画2027」において、系統用蓄電所および発電所併設蓄電池の開発を成長戦略の一つに掲げている。京セラTCLソーラーは2024年6月に、「熊本・荒尾メガソーラー発電所」(出力:2.5MW/DC、2MW/AC)のFIPへの移行と3MWh蓄電池併設工事を完了しており、「鹿児島・霧島メガソーラー発電所」(出力:25.1MW/DC、20MW/AC)も2027年1月頃をめどにFIPへ移行する予定で、蓄電池(15MW/60MWh)の併設工事を進めている。今回の取り組みは、熊本・鹿児島での案件に続く、FIP移行を見据えた3件目の蓄電池併設事業となる。