
九州電力は4月1日、大分県豊後大野市の水力「沈堕発電所」について、リパワリング工事(水車・発電機等の一括更新)を完了し、同日より運転を再開したと発表した。
水車や発電機、水圧鉄管等の更新により、最大出力は従来の8.3MWから9.9MWに、年間発電量は約54GWhから約58GWhへと増加した。
同発電所は1923年に運転を開始し、1980年にも発電機の更新を実施しているが、設備の高経年化を受け、2022年5月から再び更新工事を行っていた。
九州電力は2025年3月時点で、139ヵ所・合計出力約3.6GWの水力発電所を保有。これまでにも運転開始から高経年化した発電所のリパワリングに多数取り組んできた。2025年3月には大分県の「町田第一発電所」の工事を完了し、運転を再開。現在では5ヵ所の発電所で工事が進行中で、このうち、大分県の「玖珠発電所」は2029年3月に改修工事を完了する見込みのほか、残る4ヵ所は2028年に完了する予定である。
また、同社は余剰電力の有効活用や調整力確保のため、既存の水力発電所を揚水発電へ転換する検討も進めている。